症例集

症例報告:生理痛(20代女性、主婦)

 

経過

生理の周期にやや乱れがあり、毎生理初日~2日目に激しい生理痛に悩まされている。

婦人科で診察してもらった際、子宮膣部が狭く、経血を押し出すために子宮筋の収縮が強くなるため痛みが強くなるとのこと。
毎生理時には鍼灸治療を行っている。
 
毎回痛み止めが効かないことが多く、今回も生理痛が激しくなった為、鍼灸治療を行うに至った。
 

診断

瘀血による生理痛
 

治療

三陰交、関元、腎兪、脾兪
 

考察

毎回治療直後には生理痛が軽快し、その後も痛みが再発することはない。
しかし、子宮の形態が上記の通り狭くなっているため、毎生理時には痛みを伴うのでその都度治療の必要性があると思われる。
 
このように鍼灸治療の幅は大変広く薬による治療とは違い、身体に負担の少ない治療になりますので、今回のような時に鍼灸治療もお試しください。