主訴:月経不順、無月経 20歳代後半 女性
病名:多嚢胞性卵巣症候群 
 
経過:月経周期が初潮(中2)よりずっと3~4カ月に1回。高校の時には半年こなかったこともよくあった。
大学入学が決まり、母に婦人科受診を勧められ病院に行くが、その時は特に何も原因が分からず、ホルモン剤の処方で終わった。
元々薬が嫌いで、ホルモン剤も副作用でめまいや吐き気ですぐにやめてしまった。その後生理が来て、それを最後に1年半生理が止まった。その後、また3~4カ月の周期で生理が来るようにはなった。
 
しばらくたって、大学病院の婦人科に病院を変え受診すると「多能胞性卵巣症候群」と診断された。排卵誘発剤の処方と月一回の受診を10カ月ほど続けた。
生理は28日周期で来るようにはなっていたが、基礎体温で高温期が見られず、排卵していないとのこと。
その病院でも薬を増やそうという話になったので、薬の服用を続けるのが嫌になり、その病院へ行くこともやめた。
 
西洋医学では薬ばかりで、改善もされなかったため、鍼灸治療希望し、玄武堂での治療を始めた。
約10回未満の治療で40日周期ほどではあるが生理が来るようになった。
また、市民検診で婦人科へ行ったときにエコーで子宮、卵巣を見てもらったところ、「多能胞性卵巣症候群の疑いもなくはないが、
この状態なら画像診断だけでは判断できないほどです。3カ月月経が来なかったら来てください」と言われた程度だった。
 
東洋医学的診断:始原東洋医学
 
治療:始原東洋医学に於いて強力反応点に鍼灸治療

 

 
考察:治療を終えてから、病院に通院していた時には無かった、生理前の症状(胸の張りなど)も、ひどくはないが感じるようになった。排卵時期にはホルモンの変化があるため、排卵していることも考えられる。
 
この「多能胞性卵巣症候群」を主訴としてこられる方は多くはないが、問診の時に月経関係を聞いていると、この事を訴えられる患者様は若い方に多いように思います。
すぐに妊娠を希望しているわけでは無い為、軽く考えている方も多いと思いますが、妊娠を希望してから治療しているようでは妊娠時期がどんどん遅れていきます。
 
他の病気に派生することも考えられますので、早期治療をお薦めします。
 
※H26年、同じ病名での改善例多数あり