経過

前月中旬に仕事で海外へ行き、下痢になった。帰国してからだのだるさと背中・腰のはりに見舞われた。不定期に胃が痛む。

随伴症状

いつもより重い生理痛。

所見

腹部、特に心窩部と胃?部に圧痛と気持ち悪さ。舌淡、脈虚弱

東洋医学的診断

胃気虚弱

治療

足三里、太渓、胃兪に補法にて単刺

考察

帰国直前に食べた辛い鍋により、下痢となったことで、胃気を損ない、それが胃の痛みと体のだるさにつながった。胃は水穀の海で営衛気血が化生する源であり、人は胃気が基本である。多くの場合、胃気の虚弱は、飲食不節や過度の吐き下しなどと関係する。胃気が虚すと、胃のつかえや食欲不振が起こる。したがって、胃気を整えることで、胃の痛みと体のだるさを解消することができる。

当初、紹介された方から、背中と腰の痛みからマッサージをご希望と伺っていましたが、問診の過程で、主訴が胃の痛みであることがわかりました。そこで鍼灸の施術を提案させていただきました。最初の足三里への刺針で、表情が和らぎ、胃と背中がすっきりした、とおっしゃられました。早く楽になることができて、とてもよかったと思います。