症例集

症例報告:軟便、肩背部痛(35才・男性)

 

経過

4、5月くらいから環境の変化から下痢を繰り返したり、風邪をひきやすくなったため6月頃に初来院。

日頃からイライラしやすく心配性で疲れが取れない。

随伴症状

肩の張り、下肢のだるさ

東洋医学的診断

肝脾不和証(肝気犯脾証)
肝気が脾を犯したために脾の「昇清作用」がうまく作用せず、全身倦怠感や慢性下痢などの症状が発生した。
また、肩の張りや肩背部痛は肝の「疏泄作用」がうまく作用しなかったために生じた。
これは木克土という状態で木(肝)が土(脾)を克した(犯した)ということになります。

治法

疏肝健脾

治療穴:期門、太衝、内関、公孫、中脘 、肝兪、脾兪、次髎 

考察

治療後症状が軽減し、気持ちも落ち着くため現在は週に2~3回のペースで来院。

この方の様に環境の変化やストレスなどで体に症状がでてくる人は少なくありません。
その人、一人一人によって出てくる症状も様々です。

当院ではその方にあった治療をしていきます。

同じ様な症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。