経過
起床時から右後頭部辺りに重痛
右側屈で増悪
随伴症状
首、肩の凝り 足の冷え
東洋医学的診断
血虚
治療
後渓、合谷、太衝、三陰交
考察
この患者さんは、仕事で常にパソコンを使っておられ、画面を覗き込むような姿勢を長時間毎日続けている。
肩をすくめたような姿勢で、常に肩甲骨周りの筋肉に力が入ったおり、肩(肩甲骨)の動きも非常に悪い。
それに加え、実家のお母さんが体調崩されて心配しているとのこと。
今回の頭痛が発症したタイミングもお母さんの体調が悪くなられてからだった。
情志の失調により、普段の姿勢から経絡の流か滞りやすくなっていた状態のところに影響が出たと考えられる。
一回の治療で半分ほどに痛みが治まったが、次の日には戻っていた。
しかし治療を重ねる度に痛みの程度は軽くなっており、4回目の治療でPS10⇒3
先日も治療に来られ、治療後に姿勢の意識の仕方をお伝えしたら
『(症状が)更に楽になった!!』と驚かれていました。
「いい姿勢」
なんとなくわかっているようであっても、実際にやってみると
『え!?こんな姿勢が!?』と驚かれる方が非常に多い。
治療だけでなく、姿勢改善やトレーニングなどもより分かりやすく、簡単に実践できて生活に取り入れやすくするアドバイスもお伝えできます。