症例集

症例報告:腰痛(60代・男性)

 

経過

治療日前日の昼過ぎに、椅子から立ち上がった際、腰にピキッと痛みが走った。座位から立位で痛み強く、後屈で、最も痛む。朝、ベッドから起き上がる際もピキッと痛みが出た。

随伴症状

特になし。

東洋医学的診断

腎陽虚、痰飲

治療

太渓、足三里、至室、内承山

考察

普段、腰の痛みは無いが、何年かに一度、軽いぎっくり腰になる。今回もそれとよく似た症状だった。
1回目の治療で両太渓、両足三里、両至室、両内承山に刺鍼。かなり痛みが軽減し、4日後の2回目の治療の際には痛みはほぼ無くなっていたが、左の腰にだるさ、違和感が残る。2回目の治療の際には、左側頭部に重だるい頭痛があり、並行して治療。右外関、左足臨泣に刺鍼で、頭痛、腰のだるさ共に軽減した。

今、現在は、腰の痛みはほぼ無く、体のメンテナンスのために、週1回、来院中。