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ひとやすみ
2007年1月5日 丁亥の年を占う
 新年あけましておめでとうございます。
 寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 昨年末はノロウイルスが猛威をふるい、私達をおびやかしましたが、
今年は是非とも健康に気をつけて、そのような大きな病気に
悩まされない一年にしたいですね。
 
 今回は一年の始めにあたり、二〇〇七年という年がどんな年になるのか、
どんなことに気をつければいいのか、東洋医学的に少し占ってみたいと
思います。

 東洋医学の基本的な考え方に「自然と人体の調和」があります。
自然と人体が調和していると健康、その調和がくずれると病気になる
というのがその考え方の根本です。
今年、我々をとりまく自然にどういった特徴があるのか、
その自然にどう調和していくのかが、一年を健康に過ごす秘訣になります。


古代中国の書物「黄帝内経」のなかに、
五運(木・火・土・金・水)と六気(厥陰風木・少陰君火・少陽相火・
太陰湿土・陽明燥金・太陽寒水)を年・月・日にあてはめて、
その年・月・日の自然にどういう性質があるのかをあらわしたものがあります。

それでいくと二〇〇七年は丁(ひのと)の亥(いのしし)年ですから、
表にあるように丁は木運不及の年、
亥は厥陰風木の気の年で
共に「木」の運気が今年の自然をつかさどっているといえます。


 「木」には幹を上に、枝を外に向かってのばしていく性質があります。
生物をのびのびと成長させる運気です。
 しかし、「丁」は木運不及の年、木の運気が弱まる年です。
このような今年の自然の運気は人体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

 自然の「木」の運気は人体の五臓の中の「肝」の臓と
密接なつながりがあります。木運不及の年ですから、
人体で言いかえると、「肝」の臓が不調になる年ということが言えそうです。


 東洋医学では「肝は疏泄(そせつ)をつかさどる」といわれています。
 それは肝には人体の気や血の流れを円滑にし、身体をのびやかにする
働きがあるという意味です。
 肝の気がのびやかであれば、気も順調にめぐり、精神ものびやかで、
葛藤もなく、消化機能も健康に保たれます。
 では肝が弱まる今年はどんな症状がでやすいでしょうか。
 肝の病証には以下のようなものがあります。


 【肝の病証】

 精神抑鬱・怒りっぽくなる・胸や脇が苦しい・頭痛・目の充血、
 乾燥・イライラ・耳鳴り・不眠・手足のほてり、ひきつり・寝汗
 ふるえ・ふらつき・めまい・けいれん

 「肝」の臓を健康に保つには、運動と睡眠がとても重要です。
 先に肝の役割で気血の流れを円滑にするといいましたが、
運動と睡眠は特に血の循環に大きな関係があります。
 
 夜布団に入ると眠くなり、やがて眠りに就くのは、
多量の血が「肝」に流れ込んで脳に行く血が少なくなるからだと
東洋医学では考えられています。
 逆に運動時には肝にしまってあった血を全身の筋肉に
行き渡らせて身体を活動させます。
 
ですから、運動不足・寝不足の私達の体内で
このような肝に血をしまったり、全身に血を送ったりする
自然な流れが失われてしまいます。
 その結果、血が身体の上方にのぼりすぎて
めまいや頭痛をひきおこしたり、身体の上部への血の分配が
いかなくなって難聴や目の乾燥をひきおこしたりします。
 また夜に血がきちんと肝にしまわれないと
眠くならないので不眠をひきおこします。
 
運動と睡眠の重要性はよく言われることですが、
今年は肝が弱りやすい年ですから、甘く見てはいけません。
しっかり運動、たっぷり睡眠をとりましょう。


当院の鍼灸治療でも、肝の臓に関係するツボを使って
肝の臓を元気に保ち、治療することができます。
気になる症状があれば、お気軽にご相談下さい。
健康な年でありますように。 
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