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ひとやすみ
2007年4月5日 顔面診
いよいよ春本番。
気候もやっと暖かくなり、過ごしやすい季節になりましたが
皆様いかがおすごしですか。
今回は前回紹介した東洋医学の診察法の望診(目で診る診察)
のひとつ、「顔面診」について少しお話したいと思います。

顔面診とは文字通り、顔面全体を観察して身体の状態をみる
というものです。
皆さんも普段、鏡で何気なくご自身の顔をごらんになっている
と思いますが、顔面を詳しく観察すると、その時の健康状態を
よくあらわしていることが分かります。
少し難しいですが、皆さんも毎日の健康チェックの参考にして
みてください。


顔面診ではまず、顔の色・艶(つや)をみます。
一般的に顔色が鮮明で、艶があれば健康で、
気や血も衰えていないと判断できます。
病にかかっても治癒しやすく、
予後が良好です。
一方、顔色が暗く、やつれている場合は、
精気(生命根源の力)が損傷しており、
病にかかると重く、予後も楽観できないとされています。

顔色のみかたに、「五色診」というものがあります。
顔の色を青・赤・黄・白・黒の五つに大きく分けて、
その人がもつ病証がどのようなものであるかを考える
手がかりにするものです。
それぞれの色でどのような病証が疑われるでしょうか。

☆青い顔色
  寒さによって気血の流れが悪くなっている場合や、
気血の流れが悪くなって痛みを発しているときによくみられる

☆赤い顔色
  体内の熱が盛んになっていて高熱を発しているときや、
身体を鎮めて冷やす機能が失調しているときにみられる。

☆黄色い顔色
 「脾」の臓の機能の弱まりで、消化吸収機能が失調して、
体内に余分な水分が溜まっているときにみられる。

☆白い顔色
 虚弱体質や疲労で気血が不足している場合。
寒い外気に当ったときや、もともと冷え性で身体が冷えている
ときによくみられる。

☆黒い顔色
 「腎」の臓の機能が弱まっているときにみられる。
腎の臓がもつ身体を温める機能が失調して、体内が冷え、
血が温められずに滞ると顔色は黒くなる。



もう一つ、顔面部の各部位を、それぞれ所定の臓腑と関連
させてみる診かたもあります。
 眉間の部分は心肺の臓、鼻の頭は胃脾の臓腑、
頬の端の部分は腎の臓と関連しているといったものです。
それによって、以下のような病証を疑うことができます。

◎眉間(みけん)の部分が赤くなっていたら
 心肺に熱をもっている。

◎鼻の頭にニキビが出来ていれば
 胃腸の機能の変調をあらわしている。

◎頬(ほほ)の端の方が白くなっていたら、
 腎の臓が冷えていて、泌尿器系の異常や、
 腰のだるさなどがある。

  
このように顔の色や顔の各部分の変調は
身体が発している病のサインであることが多々あります。
何か気になることがあれば、
当院までお気軽にご相談下さい。
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