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ひとやすみ
2007年7月10日 耳と鼻を使った診察法
梅雨のせいで雨が続いたり、かと思えば突然晴れたりと
急に変わる天候に天気予報もあてになりませんね。
こんな変わった天候が続いた6月、みなさま体調をくずさ
れてはいませんか?
今回は東洋医学の診察法『望診・聞診・問診・切診』の
聞診について少しお話したいと思います。
聞診の「聞」には、「聞く」だけでなく、
「嗅ぐ=臭いを確認する」という意味もあります。
患者様の呼吸音・発語・口臭・体臭などから身体の状態を
観察し把握する手法の事です。

《音による診断》
・呼吸を聞く
呼吸音や声の大きさ、話し方など人からは色々な音を聞く
ことができ、体の状態を把握することができます。
例えば、「しゃっくり」も音です。東洋医学では「きつぎゃく」
と言いますが、本来ならば下に降りていかないといけない
胃の気が上に逆流してしまう時におこるものです。
その原因として、腹部を冷やしたり、生ものを過食して
しまったりして胃が冷えた場合。また、平素から油っこいものや
辛いものを偏食することにより、胃の中に熱がおこった場合に
胃の気が逆流しやすくなります。元々胃が弱い人などもおこり
やすいです。
以前、しゃっくりがとまらず当院に来院された患者さんが
いました。職場の環境も変わり、ストレスも多くなってきた
のか定かではありませんが、しゃっくりがとまらなくなった
そうです。
はじめのうちは生活に支障をきたすほどではなかったようですが
ひどくなるにつれ食事も取れなくなり、体重が十キロも減少して
入院をしいられ、点滴を打つ毎日を過ごしていたそうです。
入院中に外泊の許可がおり当院に来院され治療をされました。
院長によると、「胃の冷え」によるしゃっくりだと言う事で
お腹にある「ちゅうかん」と言うツボにお灸をされていました。
治療直後、しゃっくりもましになり、食事もとれるようになった
そうです。その後、1週間もたたないうちに、病院を退院され
職場復帰もされました。

『話し声と五臓の関係』
五臓六腑の弱り方で、話し方なども変わってきます。

    肝----呼
    心----言
    脾----歌
    肺----吠
    腎----呻



《臭いを嗅ぐ》
食べ物や花にもいろんなにおいがあるように、人間にも
においがあります。そのにおいには色々ありますが
体調の変化によって変わってきたりもします。
例えば、「口臭」は平素から辛いものや味の濃いものを
過食していたり、消化不良があったりすると、胃の中で
熱が盛んになり、口臭がでたりもします。
口臭が気になる方は普段から偏食を避け、口臭衛生に気を
つけましょう。
また、足の臭いも食事の不摂生や偏食などによって身体の
中に湿気がたまり、それが滞り、熱に変化してそれが下に
くだり足の臭いをひきおこします。
                            
東洋医学では証をたてる為に聞診も不可欠な診断の一つです。
問診や切診、望診と組み合わせてすると、より明確になります。
 
これからの暑い夏に向けて、もう一度体調を考えてみてはいかがですか?



 



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