目の改善方法

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眼精疲労

東洋医学による鍼灸治療

東洋医学では「目」の機能を司るのは「肝」(肝臓そのものではなく、肝臓が司っている多くの働きの総称)の役割だと考えます。肝の役割はほかにもあり、肝の機能が低下していると、目の疲れ以外にも以下のような症状が起こると考えられています。

  • 筋肉痛や肩こりなどが起こる
  • 夜ぐっすり眠れない
  • イライラする
  • 怒りっぽくなったり、感情の起伏が激しくなる
  • 集中できない
  • いつもより少量のアルコールで酔っぱらってしまう
  • 薬の副作用が強く出る
  • 貧血ぎみ
  • 生理痛がある(子宮筋腫などがある)

東洋医学的には、肝の機能を回復させる治療によって、これらの症状がすべて連動して軽減していくと考えられています。
肝の経絡(気の流れる道)はお腹から足に伸びていますから、眼精疲労を改善するためにお腹や足に鍼やお灸をすることもあるのです。眼精疲労だけで他の症状は全くないという方は少ないと思います。眼精疲労とともに全身の状態も向上していくのが鍼灸治療の素晴らしいところです。

筋肉や神経に作用する直接的な効果

また、鍼やお灸によって筋肉や神経に作用することも、直接的な効果を生みます。
眼精疲労によって肩こりが始まり、硬くなった首や肩の筋肉が血行を妨げます。
頭蓋骨の内側、つまり脳や目の内部に血液を届ける血管(動脈)も、頭蓋骨の外側を流れる血管(動脈)も、心臓に戻って来るとき(静脈)は頭蓋骨の外側を通って戻ってきます。つまり、肩や首の筋肉が硬く張っていると、静脈を押しつぶして血液の流れを悪くしてしまうのです。
血行循環が鈍ると、老廃物がなかなか回収されず、ますます疲労が積み重なってしまいます。渋滞を起こした静脈に関係なく、心臓は動脈を通して勢い良く血液を運び上げます。しかし、戻っていく血液は渋滞したままですから、ひどくなると膨らんだ風船のようになってガンガンと頭痛がしてくることさえあるのです。
そこで、鍼灸治療では、まずは首 や肩の筋肉のこりをとることを考えます。つまり、筋肉の緊張を鍼でゆるめたり、お灸で温めたりするのです。すると血液循環が改善され、首から上に溜まっていた老廃物が回収されます。眼精疲労によって発生した老廃物もこうして回収されますから、目の疲れも楽になるのです。
また、鍼やお灸は、自律神経のうち副交感神経を優位にさせることがわかっています。副交感神経は、リラックスさせる神経です。緊張したりストレスを感じたりしている間は交感神経が優位になっているので、なかなか疲れがとれません。鍼灸治療で副交感神経を刺激することにより、普段の生活では取りきれない疲れやストレスが抜けていくのです。こうして、眼精疲労の原因になっていたストレスや緊張などの精神的要因も、鍼 灸治療で取り除くことができるといえます。

東洋医学による治療系マッサージ施術

当院のマッサージ施術では東洋医学的考え方と、筋肉や神経に対する直接的な刺激の両方を組み合わせて使っていきます。まず筋肉、神経に対するアプローチは背中や足などの全身のマッサージを行い体全体の血流を良くし、次に肩や首、最後に頭や目の周りの筋肉をほぐし疲労物質を除去して眼精疲労を取り除きます。
東洋医学でのアプローチでは、手技により目をつかさどる肝の経絡経穴に刺激を与える事によって目に栄養が行き渡り眼精疲労による目の霞や疲れを取り除いていきます。

眼精疲労とは?

「眼精疲労」という言葉は「疲れ目」と混同されがちですが、医学的には一時的な目の疲れを「疲れ目」と言い、慢性的な目の疲れを「眼精疲労」と呼びます。眼精疲労によって目以外の症状が起こることも多く、「たかが目の疲れくらい」とあなどることはできません。

目以外の症状としては、肩こり、頭痛、吐き気、食欲不振、便秘、イライラ、不安感、鬱など広範囲にわたります。
眼精疲労とこのような全身症状との関連ははっきりしていませんが、目の疲れによって物が見えにくくなり、目を凝らすために頭を固定し、目の位置を一定に保つために頸や肩の筋肉を緊張させることになり、それが肩こりや頸こり、ひいては頭痛の原因になりうることは容易に想像できます。
また、そのような緊張状態が消化器系や自律神経系に悪影響を及ぼし、全身の不快な症状を呼び起こしているとも考えられます。

眼精疲労の原因は?

眼精疲労の原因となっているものはなにか、まずはその原因を調べる必要があります。原因がわかれば予防や症状の軽減につながるからです。また、まれなケースではありますが、眼精疲労が重大な病気の前触れであったり、病気の症状の1つである場合もありますので、どんな症状でも、気になることはまず当院にご相談ください。

原因その① 目の病気による眼精疲労

例)近視・乱視・老眼など、ドライアイ、緑内障、白内障、

原因その② 全身の病気の症状として眼精疲労が起こっている場合

例)風邪を引いた時、歯や耳、鼻などの疾患、自律神経のバランスやホルモンのバランスが崩れた場合、
このような場合は、原因となる疾患を治療することが大切ですし、病気が治れば眼精疲労も治ってきます。また、まれなケースではありますが、シェーグレン症候群という自己免疫疾患では、症状の1つとして眼精疲労が起こります。症状の重さにも個人差が大きく、ほとんど症状のない人もいますので、いたずらに心配する必要はありませんが、目の症状以外にも思い当たる症状があるなど、気になることは、まず当院にご相談ください。

原因その③ 目の使い過ぎ

現代社会では目を酷使しがちです。仕事ではPCモニターを凝視しつづけ、通勤中は携帯の小さな画面に注目し、帰宅後はテレビを眺める。このような生活を、私達は当たり前のように続けていますが、目にとってはかなりの負担になります。日々の生活で目をいたわること、PC作業の環境を改善することで目の疲れ方は軽くなります。1時間ごとに休憩をとったり、温めたおしぼりや冷たいおしぼりを目の上にのせるなどのケアで血行を促しましょう。

原因その④ ストレスによる目の疲れ

ストレスと目の疲れは一見関係なさそうに思えますが、ストレスによって自律神経は過剰に反応します。その結果、目の筋肉や神経といった微細な組織に影響が及ぶことも多いのです。緊張状態が涙の分泌を抑え、ドライアイになりやすくなります。目の疲れ以外に胃の不快感やイライラなど思い当たる症状のある方は、ストレスが原因の眼精疲労かもしれません。

他にも様々な要因がありますが、このサイトは専門書ではないためここでは割愛いたします。
気になる症状は、まず玄武堂各院へご相談ください。

近視・遠視・乱視

東洋医学による鍼灸治療

1.近視

東洋医学において、人は神光によって遠くを視ることができ、神光は命門が源泉で、肝に通じて心に発するが、陽気(火)が神光を調節している、と言われます。
遠くがはっきり見えるのは陽気(火)が発越するからで、《此事難治》に「目よく遠く視るは、その有火に責し、近く視るあたわざるは、その無水に責す。法はまさに補腎すべし」とある通りです。

近視とは、近くはよく見えるが遠くは見えにくいことをいいます。

東洋医学的には、近視は2つに分類されます。

まず、気虚神傷の近視。
体の疲れや目の過度の疲労などによって、心気が消耗して神光が不足し、陽気が発越できないために起こります。
特徴は、近くはよく見えるが、遠くが見えにくい、という症状の他に、倦怠無力感、焦燥感、多夢、ぼんやりする、健忘などが見られることです。

2つめは肝腎両虚の近視です。
心労、思慮過度、房事不節、怒りすぎ、などで肝腎の精気が虚して陽気が不足し、神光を充養できなために発生します。

特徴は近くはよく見えるが遠くは見えにくい、という症状の他に、腰や膝がだるく無力、インポテンツ、遺精、排尿後の余歴、などです。

以上のように分類はできますが、いずれにせよ、調節の要である陽気を補うことが、治療の上では重要だといえます。

2.遠視

遠視とは、遠くが見えて近くが見えにくい、あるいは近くより遠くの方が鮮明に見えることを言います。
遠視はすべて虚証です。

まず、陰精不足が上げられます。房事不節、食事の不節制、疲労、過度の悲嘆などで、陰精が消耗して起こります。特徴は、陽火が外に発越するので遠くはややはっきり見えることのほかに、手足の火照り、口や咽の乾き、遺精、寝汗などがあります。

治法は、滋水益精です。

次に、陰虚火旺があります。陰虚で陽気を制約することができず、虚火が上炎して発生します。
特徴は、両側眼角部の球結膜に軽度の発赤や目の乾燥感・異物感があり、過労・心労・不眠などによって増悪し、午後の微熱・頬部の紅潮・口や咽の乾燥・寝汗などの陰虚火旺の症候がみられることです。
治法は滋陰降火です。陰を養って、火を下げます。

気血が不足したために光華が散乱して遠視が起こるのが気血両虚です。特徴は、近くより遠くのほうがはっきり見えるが、注視すると目や眉稜骨がだるく痛み、顔色につやがあに、息切れ、物を言うのがおっくう、などの気血両虚の症候をともなうことです。
治法は補益気血です。

陰液・陽気の両方が不足したために発生するのが、陰陽両虚です。特徴は、陽気が虚弱なために神光が発越することができないので、遠くがややぼんやりと見え、陰精が消耗して光華がけん集できないために近くもかすむが、遠くの方が近くよりもよく見え、寒がる・手足の冷え・などの症候を伴うことである。
治法は扶陽益陰です。

いずれにせよ、近視・遠視・乱視すべてに共通する治療は、神光の元となる陰陽のバランスを整えることです。

近視・遠視・乱視とは

近視・遠視・乱視とは、いずれも屈折異常のことを言います。通常眼球に入ってきた光は眼組織の中で屈折し、網膜の上で焦点を結びます。目を楽にした状態でこの焦点がうまくあうのは正視といいます。

近視は屈折力が強すぎ、網膜の手前で焦点が合ってしまいます。そのため近くは見えますが遠くはぼやけてしまいます。近視は、角膜から網膜までの長さが正常より長すぎるために起こる軸性近視と、角膜や水晶体の光を曲げる力が強すぎるために起こる屈折性近視に分けられます。

遠視は屈折力が弱すぎて、網膜の後ろで焦点が合ってしまうため、近くも遠くもぼやけてしまいます。ただ、目の調節力を働かせれば遠くにピントを合わせることは出来ます。これは"遠視だから遠くがよく見える"ということではなく、無理に調節していると考えて下さい。このため、遠視の人は疲れ目になりやすいのです。

乱視は、角膜の形状がきれいなドーム型ではなく、楕円にひずんでいる場合に起こります。目の縦と横の屈折度が異なる結果、焦点がどこにも合わず、遠視以上に目が疲れやすいといわれています。また、乱視は近視や遠視の目にも起こります。

西洋医学ではどんな治療をするの?

近視・遠視・乱視・といった屈折異常がある場合、基本的にはメガネやコンタクトレンズで矯正することになります。メガネにするか、コンタクトレンズにするかは、見た目、使い勝手も大切ですが、自分の目にあっているかどうかを考えた上で選びましょう。

ドライアイの人や花粉症の人、あるいは目の病気にかかっている人は、メガネ向きです。コンタクトレンズは目に直接つけるものなので、こういった症状のある人は、目に傷がつきやすかったり、症状を悪化させてしまうこともあるからです。また、手入れが簡単で気軽に使えるというのもメガネの長所でしょう。

一方、メガネは眼球と一緒に動かないという欠点があります。近視用メガネの場合、縁の方にどうしてもゆがみが出てしまうのですが、これは度数が高くなればなるほど、ゆがみのない部分が狭くなってしまうのです。つまり、目にとっての負担が大きくなると言う事です。したがって、強度の近視の人は、コンタクトレンズ向きと言えるでしょう。その他、強度の乱視の人、左右の視力差が大きい人などもコンタクトレンズの方がよいでしょう。

いずれにせよ、眼科医とよく相談した上で自分に合った矯正方法を選びましょう。また、コンタクトレンズを使う人も、目に異常が起きたり、コンタクトレンズをなくしてしまうなどといったときの為に、メガネを作っておきましょう。そして、合わないレンズは目の疲労の原因になるので、年に一度は眼科を受診し、メガネやコンタクトレンズの度が合っているかどうかを調べましょう。

更に、最近では手術によって屈折異常を矯正する方法もあります。

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気になる症状は、まず玄武堂各院へご相談ください。

白内障

東洋医学による鍼灸治療

内障とは、瞳孔内の水晶体の混濁による視力低下を指し、はなはだしければ失明に至ります。内部から視力を障害するので内障といい、老人に多くみられますが、先天的なものや外傷性のものもあります。

内障の名称は《秘伝眼科竜木論》(中国・宋代編)という書物にみられます。

白内障は、5つに分類されます。
脾虚の内障は、疲労・飲食不節などにより脾気虚となり、気の昇降が失調して清陽が瞳孔を充養することができなくなったために発生します。特徴は、ものがぼんやりと見え、物を注視すると眼がだるく痛み、顔色が白い、倦怠感、息切れ、物を言うのがおっくう、などの症状を伴うことです。

陰虚の内障は、高齢による衰弱・房労過度などで、陰液が消耗して目を充養できなくなったために発生します。
特徴は、初期は目がかすみ黒いものが空中に漂っているように見え、ついでものが二重に見え、頭のふらつき、耳鳴り、腰や膝がだるく無力などの肝腎陰虚の症状がみられることです。

心労・辛辣なものや熱いものの過食・激怒・憂鬱などにより、肝火・心火が生じて神火を蒸灼し、瞳孔内の水晶体を混濁させます。特徴は、目がかすんで眼前に蠅が飛んでいるように見え、しだいに失明に至り、口が苦い・咽が乾く・いらいら・不眠などの心肝火旺の症候を伴うことです。

白内障とは

白内障とは、目の中のレンズ(水晶体)が濁る病気です。目の中のレンズが濁ることにより、視力が低下して以下のような症状がでます。
霞んで見える。明るいところへ出るとまぶしく見にくい。どんなに調整しても眼鏡があわない。ぼやけて二重・三重に見える。
※濁りの程度や性状により、症状には個人差があります 

白内障だけでは痛みや異物感・充血などがでることはありません。
白内障は水晶体内のαクリスタリン蛋白変性に伴う不溶性蛋白増加によりおこるとされています。

白内障で最も多いのは加齢に伴う加齢性白内障です。60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人に白内障による視力低下が認められます。

目の外傷、アトピー性皮膚炎、糖尿病、栄養失調などでは若いうちからの発症が多いことが知られています。その他にも遺伝、放射線や赤外線照射、ステロイド剤・抗精神病薬などの副作用、ブドウ膜炎などの目の病気よる続発性白内障、網膜剥離や硝子体手術、緑内障手術のあとなどにも進行しやすい傾向があります。
生まれつきに水晶体の濁りのある先天性白内障の場合もあります。

西洋医学での治療

いったん白内障が進行して水晶体が混濁すると薬などで元の透明性を回復することはできません。したがって、白内障が進行した場合は手術以外に視力を回復する手段はありません。

白内障が軽度で、あまり視力に影響のない場合は点眼薬や内服薬による進行予防をおこないます。手術を選択する場合、白内障手術は水晶体の濁りを取り除き、人工の水晶体(眼内レンズ)を移植する手術を行います。

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緑内障

東洋医学による鍼灸治療

緑内障は東洋医学では頭目脹痛といい、頭部と眼が脹って痛むことを指します。まず片側に発生することが多いですが、両側に発生することもあります。慢性化すると失明することがあります。

緑内障の原因としては2つの実証と2つの虚証が上げられます。

まず、実証としては、痰湿上逆の頭目脹痛があります。飲食不節などによって胃腸が弱り、脾気が虚し、消化の過程でできる余剰物である痰湿が停滞し、それが竅をふさぐために陽気が頭目を養うことができなくなり、頭と目の脹った痛み、視力障害、瞳孔散大などが発生します。

痰湿には冷えること・冷たいものを食べ過ぎることで生じるものと、熱盛の体質によって生じるものがあります。
寒化によって生じたものは、めまい・水のような嘔吐を引き起こします。これは胃腸を温めることで治療します。
熱化によって生じたものは、悪心・嘔吐・口が乾くが水を飲みたくない、といった症状を伴います。これは清熱によって治療します。

もう一つの実証は、肝火犯胃の頭目脹痛です。
激しい怒り、いらいらなどで肝火が竅を襲うことで発生します。
特徴は頭と目の脹った痛みと瞳孔散大、視力障害のほかに、肝胆経は側頭に上行するので割れるような側頭部痛や、眼球が飛び出るような痛みが生じます。痛みは情緒の変動によって増減し、よく嘔吐するようになります。
火を瀉し、胃腸を整えることで治療します。

虚証としては、まず肝陽上亢の頭目脹痛があります。
肝腎陰虚で肝陽が上亢し、竅を擾乱したために発生します。
特徴は瞳孔散大・頭と目の脹った痛みなどのほかに、頭のふらつき、悪心、腰や膝がだるく無力、口乾、咽痛などの症候がみられることです。
陰陽のバランスを整えることで治療します。

もう1つの虚証は、陰虚火旺の頭目脹痛です。
考えすぎ、悩みすぎにより心血・肝血が不足し、陰血不足から虚火上炎が生じ、竅を上擾するために発生します。
頭と眼の脹った痛みと瞳孔散大などのほかに、心肝血虚による頭のふらつき・目がかすむ、動悸・睡眠が浅い、などが見られることです。
血を養い、陰を整えて火を治めることで治療します。

頭目脹痛は、臓腑では肝との関係がもっとも密接です。

肝は風木に属し、肝鬱気滞によって火となり、風を起こします。また肝は脾胃の動きを低下させて嘔吐などを引き起こすことが多いので、治療には脾胃に対する配慮が必要です。

緑内障とは

緑内障とは、眼球の内圧(眼圧)が異常に高くなるか、その眼に適当な眼圧以上の値になって、視神経が圧迫されて障害を起こし、視野が狭くなったり、視力が低下してくる病気です。

緑内障には急性と慢性があります。多くは慢性で40歳以上の17人に1人が緑内障という調査結果があります。症状が徐々に進行することに加え、普段は両目でものを見えているために、片目の視野に60%の欠損がみられて初めて緑内障に気がつく人もいるほどです。

急性の場合は、頭痛や眼痛、視力の低下、吐き気などが急激に現れ、すぐに手術をしないと失明する恐れがあります。

緑内障の原因は、大きく分けて、原発性、続発性、先天性があります。

最も多いのは、慢性で原発性の緑内障で、眼圧を一定に保っている房水という液体の流れが妨げられ、眼圧が高くなったために、視神経が圧迫されて起こります。

続発性の緑内障は、ぶどう膜炎などの目の病気が原因で、房水の流れが障害されて起こります。

先天性の緑内障は、房水が目の外へ排出される隅角という場所に生まれつきの形体異常があって起こります。

急性の緑内障は、隅角がふさがって房水の流れが妨げられることが原因で起こります(閉塞隅角緑内障)。また近年、眼圧は正常なのに視神経が障害される正常眼圧緑内障が多いことがわかってきました。家族に緑内障患者がいる人、高血圧・糖尿病がある人に起こる確率が高いとされています。

緑内障の診断

眼圧検査や眼底検査、視野検査などが行われます。ただし、急性緑内障は自覚症状や目の充血、角膜の濁りなどから容易に診断できます。慢性緑内障は視野の精密検査をするとともに、時間を変えて何度も眼圧を検査して、1日の変動を把握することが必要となります。

西洋医学ではどんな治療をするの?

急性緑内障は、点眼薬や注射、内服薬などを用いて眼圧を下げてから、房水の流れをよくするためのレーザー治療を行ないます。慢性緑内障の場合は、点眼薬とレーザーや手術で眼圧を下げるようにします。

緑内障にかかると失った視神経を回復させることは不可能です。治療は眼圧を正常範囲に下げることで、視野欠損を最小限にとどめることを主に考えます。

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ものもらい

東洋医学による鍼灸治療

東洋医学では、「麦粒腫」に相当する、眼瞼のふちに生じる小さな塊のことを「眼生偸針(がんせいとうしん)」といい、俗に「針眼」「眼瘡」といいます。眼瞼は脾胃に属するところから、「土疳」「土痬」とも称されます。

実証・熱証のものと虚証のものに分けられます。

風熱の針眼は、風熱の邪が瞼に侵入して経絡を阻滞し、その部分の気血が滞ったために発生します。
特徴は眼瞼の症状が軽度で、初期には発赤・腫脹・熱感・疼痛が軽く、次第に増強したのち、数日で消えるか潰れて治癒することです。全身症状がありませんが、風熱表証を呈します。
治療法としては、疏風清熱、熱を取り去り、風を払います。

熱毒の針眼は、辛辣なもの・熱いものの嗜好で熱毒が生じ、熱毒の邪が上衝したために発生します。
特徴は眼瞼の発赤・腫脹・熱感が強く、甚だしければ眼球結膜が腫脹して疼痛を伴い、夜間には症状が増悪し、便秘・口渇などの脾胃湿熱の症状を呈することです。
治療法は?風清熱・瀉火解毒、熱を取り去り、解毒します。

虚証については、まず気陰両虚の針眼があります。
気陰両虚の針眼は、熱病の後期に見られ、気虚で運化が不足し、陰虚で虚火が上炎して、瞼の気血が滞ったために発生します。
特徴は、虚火なので、局所の発赤・腫脹・疼痛がつよくなく、塊も堅いところと軟らかいところがあり、倦怠無力感、息ぎれ、食欲不振などの気虚の症状や潮熱・便秘などの陰虚の症状を伴うことです。
治療法は益気滋陰で、陰を養い、気を整えます。

脾気虚の針眼は、瞼は脾に属すので、脾虚のために風熱の余毒が瞼に残って排除されないことによって生じます。特徴は反復して発症し、難治であり、食欲不振、泥状便などを呈することです。
治療法は健脾和胃・扶正?邪で、胃腸を整え、邪を除きます。

ものもらいとは

一般的な「ものもらい」は、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)といって、まぶたの分泌腺に、黄色ブドウ球菌などの雑菌が感染し化膿したものです。
始めに痒みを感じ、次第にまぶたが赤く腫れるようになり痛むこともあります。化膿すると、そこから膿(うみ)が出ます。まばたきをしたときに、異物感を感じたりするのでわずらわしい病気です。

もうひとつの「ものもらい」は、霰粒腫(さんりゅうしゅ)といって、触るとコリコリとしたシコリのような感じがあります。あまり痛みはありません。ただし、化膿すると痛みを伴うこともあります。麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と違って、しこりができたままの状態が続きます。
このしこりは、細菌による炎症ではなく、マイボーム腺と言う脂肪の腺が詰まってできた脂肪のしこりなのです。そのまま放置すると、同じ状態が数ヶ月以上続くこともあります。

ものもらいは、やはり目のまわりの不衛生が要因となることが多いようです。

麦粒腫の場合は、まぶたについている細菌が、まぶたの分泌腺にはいっておこります。汚い手で、目をこすったりした場合や、髪の毛が目にかかっている状態の人がなりやすいのです。

霰粒腫の場合は、涙の成分を分泌する小さな腺がふさがることが原因のようです。やはりこれもまぶたやコンタクトレンズの清潔さと関係しますので、ご注意を。

西洋医学での治療

麦粒腫の治療は、抗菌の点眼液や軟膏の処方が主で、場合により抗菌物質の飲み薬を服用することもあります。かゆみが強いときは、目の周りを冷やすと少し落ち着きます。
治療開始後、1日~3日位でかゆみや痛みがひき、1週間ほどで腫れがとれてきます。膿がたまって大きくなってしまった場合、必要に応じて、まぶたを切開して膿をだすこともあります。この時期は、かゆくても、まぶたをさわらないようにして、コンタクトレンズ装用を控えるようにしましょう。

一方、霰粒腫の場合は、毎日数回、温湿布を行って治療します。温湿布で治癒が早まります。治療しなくても1カ月ほどで消失することがよくあります。

しかし、しこりが大きくなり、角膜を圧迫するような可能性があれば、局部麻酔をかけて手術で切開します。角膜が圧迫されると、乱視を引き起こすこともあり、目の健康によくないからです。また、しこりのまわりに副腎皮質ホルモンの注射をして吸収させる方法もあります。

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めまい

東洋医学による鍼灸治療

西洋医学的治療では、残念ながらすっきりとめまいが治らない場合があります。 また、肩こりによる血液循環の悪さや首の筋肉や靱帯に伴うめまい、あるいは自律神経のアンバランスによって起こるめまいなど、原因によってはお薬よりも鍼灸の治療のほうが効果的なことも多いのです。 しかし、まずはめまいを発症させた日常生活の改善をお願いした上で、鍼灸治療を進めていきます。

めまいの多くは耳に原因があることは下記のとおりです。東洋医学では耳は腎(腎臓そのものではなく、腎臓が司っている多くの働きの総称)が司っていると考えます。そこで、腎の経絡を整えることをします。また、めまいそのものの原因や悪化の原因である自律神経の調整に鍼灸はとても役立ちます。

玄武堂では自律神経免疫療法を用いた鍼灸治療により、
自律神経の乱れを正常に整えていきます。

自律神経は交感神経と副交感神経という2つの神経によって成り立っていますが、ストレスがかかると交感神経が優位になり、いつも強い緊張状態を強いられます。これがさまざまな体の調整を狂わせていくのです。
鍼灸治療を受けると副交感神経が優位になり、リラックスすることで血管もゆるみ、血流が良くなります。さらに緊張や運動不足で硬くなった筋肉もほぐれますから、筋肉によって締め付けられていた毛細血管も通りやすくなり、体中の血液循環が改善されます。また、緊張や疲れからくる肩こりにも直接鍼を届けることで、筋肉をゆるめることができます。硬い筋肉によって阻まれていた血行が改善し、脳に充分な血流が届くようになります。これにより、めまいが改善されるのです。首の筋肉や靱帯に問題がある場合も、鍼灸の治療によって改善が可能です。

鍼灸治療の場合、問題のある局所だけでなく、全身のバランスをみながら治療いたしますので、めまいの治療といっても鍼やお灸をする場所は手や足、ときにはお腹などに及ぶ場合もあります。
めまいの原因がさまざまであるように、めまいだからといって患者様全員に、同じツボに鍼を打つとは限りません。それが「鍼灸治療はオーダーメイド治療である」と言われるゆえんです。
症状が出たということは、病に至るまでの過程があり、土壌があったということです。症状をとることだけに留まらず、全身の健康状態そのもの、さらには心身の健康に至るまで改善していくのが鍼灸治療の特徴であり、良さでもあります。ただ、慢性化しためまいの場合、改善までに長い時間が必要になることもあります。あきらめず通院されることをお勧めいたします。

めまいの種類

① 回転性のめまい

自分がグルグル回る感じや、周囲がグルグルまわる感じがします。 あるいは回る感じではなく、物が左右や上下に流れるように感じることもあります。歩くとふらつくこともあります。 これは、耳の中にある平衡器官に急激な変化が起きたときに生じます。 耳の病気以外に、脳の病気で起こることもあります。 耳の病気であることが多いため、めまいと同時に難聴が起こることが多いとされています。音が聞こえづらかったり、耳鳴りがしたり、耳が詰まった感じがします。 また、耳の中にある前庭系という器官は、体のバランスを保つ働きをしています。ここに異常が起きるとめまいが生じます。その際、めまいに伴っていくつかの症状が起きることがあります。それは、前庭系が脳のなかでいろいろな経路とつながっているからです。

② 動揺性(浮動性)のめまい

体がグラグラ揺れている感じや、フラフラする感じがします。からだがフワフワして宙に浮いたような感じ、あるいは船に揺られているような、雲の上を歩いているような感じがすることもあります。 歩くとふらつく感じがして、まっすぐに歩けないこともあります。 これは、耳の中の平衡器官がおかされたときに起こることが多いようです。 フラフラして歩きにくいときには、小脳に原因がある場合もあります。 また、頭痛や顔面あるいは手足の痺れ、麻痺などを伴う場合にも脳の病気が疑われます。

③ クラッとするめまい(たちくらみ)

立ち上がった瞬間にめまいがしたり、立っていて目の前が暗くなる感じがします。 起立性調節障害といい、子供に多い症状ですが、血圧の低い人にも起こりやすいと言われています。 血圧が急激に変動すると、脳に送られる血液量が不安定になるためです。このようなめまいなら心配いらないことも多いのですが、長くつづくようなら専門医を受診しましょう。全身性の病気の可能性が考えられます。 立ちくらみは深刻な症状ではありませんが、血圧の高い人や、動脈硬化症の人が立ちくらみを起こすと危険です。立ちくらみは急に血圧が下がったことを意味しますが、血圧の高い人や、動脈硬化症の人が急に血圧が下がると脳梗塞をおこす危険があるためです。 また、不安や心配事、ストレスなどが積み重なった場合にもめまいが起こることがあります。

西洋医学ではどんな治療をするの?

薬の投与

めまいを起こす原因を改善するお薬と、めまいによって引き起こされる症状を抑える薬が処方されます。 薬が飲めないほど症状がひどい場合には注射や点滴をします。

例)抗めまい薬・循環改善薬、吐き気止め、抗不安薬、浸透圧利尿薬、ステロイド薬、ビタミン剤など

外科的治療

薬によっても症状が改善せず、日常生活に支障をきたす場合、外科的手術によってめまいを起こす神経を取り除くことが行われることもあります。

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