コロナ後遺症による嗅覚・味覚障害への鍼灸治療の症例

《症例》

〇30代 男性

〇症状

 ・コロナ感染後に味覚嗅覚障害を発症

 ・食事の際に辛子を食べたが味がしなかった

 ・塩味・酸味は分かるが、甘味・辛味が分からない

 ・くさい臭い、生臭いにおいなども分からない

 ・1口、2口は味がするがその後味がしなくなる

 

〇治療の経過

 今回の治療では、鍼刺激が苦手の為お灸治療を行った。

  ・膻中(灸)

  ・中脘(灸)

 へ治療を行った。

 2回目の問診時では、「治療後、お寿司を食べた際に、嗅覚味覚障害になってから分からなかった、魚の生臭さを感じた。」と仰っていた。

 まだ、甘味が感じにくかったが、全体的に嗅覚味覚が敏感になっていた。

 3回目の時には、前回感じなかった甘味も分かるようになり改善がみられた。

 「こんな数回で嗅覚味覚症状が治ってとても嬉しいです✨ありがとうございます!」と、とても喜ばれていました。

 今も定期的に治療を行っています。