右手首骨折後の指のこわばりへの鍼灸治療の症例

《症例》

〇80代 女性

〇症状

 ・今年2月に転倒し右手首を骨折

 ・1か月程ギブス固定し骨折は治ったが、指が動かしづらくなった

 ・ギブス固定時も指を動かしていたが、ギブスを外した後も朝になると指が固まる

 ・手がむくんでる感じもある

 ・右手を床につき体重を乗せると手のひら側の手首に痛みが出る

 ・右腕を内外旋させると右肩、右肘に痛みがでる(手首の骨折が関係してるかもしれない)

 

〇治療の経過

 今回の治療では、

  ・両血海(瀉)

  ・両公孫

  ・右外関

  ・右後溪

  ・右孔最

  ・両足三里

  ・両大腸兪

  ・両脾兪

  ・高周波(右手)

 へと治療を行った。

 2回目では、前回より右手の指が曲げやすくなっていた。

 3回目では、右手の指にむくみがあった。

 日によって右手のむくみ、こわばりに波があった。

 その後も、治療を継続して行くことで、右手のこわばり、むくみには日によって波があったが、最初の頃よりも右手の指のこわばりは減少し、出ない日も増えた。

 右腕を動かしたときの、右肘、右肩の痛みも治療を重ねることで減少した。

 「右手首の骨折後、指がこわばる症状が続いていたが、鍼治療や高周波治療などで楽にしてもらえました。ありがとうございます!」と仰っておられていました。

 

 このように、骨折後の手のこわばりなどの症状でも、鍼灸治療を続けることで症状の改善がみられます!

 骨折後以外でも、普段から手がこわばるなどでお悩みの方はお気軽にご連絡ください!