起立性調節障害への鍼灸治療の症例

《症例》

〇10代 

〇主訴:朝起きられない

    倦怠感

〇症状

 朝起きれなくなる症状は半年ぐらい前にも発症しており、数カ月続いたが症状は治まっていた

 9月頃のコロナ感染後から朝起きれない症状がまた発症し始めた

 病院では、起立性調節障害とはっきり診断ができず、疑いがあると診断

 目は覚めるがベッドから起き上がることができない(夕方までしんどさが続くことある)

 体調が良い日もあるが、一度体調が崩れると何日も続く

 学校も行けない日が続いているし、部活も休んで迷惑かけてしまってるから早く戻りたい

 

〇治療の経過

 今回の治療は、鍼治療後の好転反応がでやすい体質の患者様だったため、てい鍼(刺さない鍼)での治療を行った。

  ・両湧泉

  ・太衝

  ・肝兪

  ・心兪

 へと治療を行った。

 次の治療時では、あまり症状に変化は見られなかったが、治療を続けていくことで学校や部活にも少しずつ行く事ができるようになった。

 しんどくなってダウンしている期間は最初の頃よりも短くなっていた。