高血圧による頭痛への鍼灸治療の症例

《症例》

〇60代 男性

〇症状

 ・数年前から高血圧

 ・一番高い時で、230/180

 ・食事に気を付けてから、180/140になっている

 ・薬を飲むと140/110になるが、めまい、吐き気、頭痛が出る (現在薬は服用していない)

 ・頭痛は15年ほど前から常にある(頭頂部痛)

 ・マッサージすると楽になるが、3日後にはまだ頭痛が出る

 ・マッサージ後たまに吐き気がすることがある

 ・睡眠時無呼吸症候群で、睡眠時間8時間のうち、6時間呼吸が止まっていた

 ・脳に血液が巡ってないから頭痛になっているのかもしれない

 ・鼻炎を持っていて、鼻スプレーをした日は頭痛が少ない

 ・リモートで仕事をしていると首(頭の付け根辺り)がしんどくなる

 ・首のコリが頭痛にも繋がっているかもしれない

 

〇治療の経過

 今回の治療では、

  ・両足臨泣

  ・両太衝

  ・両太渓

  ・関元

  ・両膈兪

  ・両風池

  ・両天柱

  ・両肩井

 へと治療を行った。

 2回目の治療では、前回の治療の翌日に頭痛は出たが、その後はスッキリし今回の治療日まで頭痛薬は服用していなかった。

 無呼吸は、変化なかったが眠りが深くなり疲れが取れやすくなっていた。

 その後も治療を継続して行うことで、治療間隔を2,3週間空けても常にあった頭痛の頻度が2回程にまで減少した。

 高血圧による症状も発症頻度が減少している。

 「数十年前から、常にあった頭痛がほとんど出なくなりとても嬉しです!ありがとうございます!」と仰っていました^^

 

 今回は、長年治らなかった頭痛の症例でしたが、他にも長期間続いている症状でお困りの方は、お気軽にご連絡ください^^