症例集

「脊柱管狭窄症」による眠れないほどの激痛に対する鍼灸治療

 

症例(脊柱管狭窄症) 初診2024年4月19日

●70代 女性

●専業主婦

●146センチ 46キロ

●既往歴 34歳で脊柱2本骨折

●運動 30年間プールに通い続けてる(クロール➡腰が楽になる)

●紹介

娘が玄武堂に通院しているため紹介。

 

●来院までの主訴の経過

2024年2月に背中に激痛。痛すぎて毎晩眠れないくらい悪化。

整形外科にてレントゲン➡脊柱が横にいがんでいると言われた。

(姿勢)

・座っているときは痛みがない。

・歩くと痛みが出る

・仰向けで寝るのが一番痛い(横向きは少し楽)

 

発症から2か月間家にこもって安静にしていたら痛み治まったが

油断して10日前に買い物に行ったら再発したため当院に来院。

 

●診断

東洋医学の視点での診断は、腎虚による脊柱管狭窄症。

 

★「腎」とは

—西洋医学では

腰の高さの脊髄の両側に位置し、背中に近い後腹膜腔内にあるソラマメ状の臓器です。

腎臓が尿をつくり排泄することにより、液体の量や質を一定に保ち血液を浄化します。

 

—東洋医学では

・体内の水の調節

・精を蔵す(発育や生殖を主る、ホルモン調節)

・納気をつかさどる(肺からの吸気を納める)

 

また、腎は各器官にと深く関係し、腎臓が病むと下記の器官も不調をきたします。

・唾(唾液量)

・骨や脳を充たす

・髪

・耳

・腰(腰は腎の府)

 

これらの概念を用いて証(診断)を立て治療をします。

 

●今回の証

「腎虚」(腎の弱りによる骨密度の不足と腰痛)

※34歳という若さで脊椎を骨折を考慮

 

治療では、腎の機能を高める治療穴への鍼刺。

【ツボ】

・右京骨 ・右太谿 ・右腰腿点

 

 

●治療の経過

1週間の間可能な限り治療に来てもらうようにお伝えしました。

痛みは2回目の治療を終えた夜から少しずつ楽になっていった。

3回目の治療後も夜の痛みはマシになるものの

寝起きの動き始めの痛みがまだ残る。

 

5敗目の治療後では、1日を通して激痛がなくなり

腰が前かがみになっていたのが少し真っ直ぐ歩けるようになったと

実感。

 

少しずつ治療の間隔も空いていき

初診から1か月後には、家事が少しできるまで改善。

2ヶ月後には、ベットで姿勢を伸ばして寝ても痛みを

感じなくなった。

 

痛みが無い現在も周りの筋肉が固まって痛みが再発しないよう

定期的に鍼灸治療を受けておられます。

 

 

—-院より——

本当に最初来院されたときは歩くのも酷く痛むと言われており

ベットでも、初期はずっと寝転べず座っての治療でしたが

大変な中通院をしてくださり、スタッフ一同驚くほど回復されました♪

今ではベットの介助もなく、スムーズに姿勢を変えることができ

とても嬉しく思います(^▽^)/

 

これからも体の不調のサインを見逃さず

一緒にしっかりとケアをしていきましょう(^▽^)/

 

 

同じ様な症状、また、不快な痛みで悩まれている方

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少しでも、皆様のお力になれるように今後も情報を配信していきます^^