コロナ後遺症による倦怠感、胃腸不良、上咽頭炎への鍼治療の症例

《症例》

〇60代 男性

〇症状

 6月中旬に、上咽頭炎の時のような倦怠感が出たため耳鼻科へ行きそこで新型コロナウイルスと診断。

 倦怠感が残っていたため1か月程仕事を休んでおり、体力も落ちていたためトレーニングして体力戻そうとしたが完全には戻っていない。

 倦怠感はまだ残っており、1週間前ぐらいが一番しんどかった。

 倦怠感があると腰がしんどくなる。

 また、過敏性胃腸炎にもなり、ご飯を食べていなくても常にゲップが出ていた。

 今はご飯食べて少しゲップが出るぐらいになっている。

 食べてすぐ寝たりしていたから、逆流性食道炎もある。

 2日ほど前から、やっと腸が動くようになった感じがする。

 上咽頭炎は月1回ぐらいなるがまだ腫れと声枯れが残っている。

 

〇鍼治療の経過

 今回の治療では、

  ・両足三里

  ・両期門(瀉)

  ・中脘(瀉)

  ・気海

  ・左内関

  ・右公孫

  ・両脾兪

  ・両三焦兪

  ・両腎兪

  ・両天柱

  ・両風池(瀉)

 へと治療を行った。

 2回目来院時には、倦怠感は無くなっており、3回目の来院時には上咽頭炎による声枯れも治っていた。

 コロナ感染から約1か月程倦怠感が続いていたのに1回の治療で倦怠感が無くなってすごい!と仰られ喜ばれている。