喘息の吸入薬による喉の枯れ、声が出ない、咳への鍼灸治療の症例

《症例》

〇70代 女性

〇主訴:喘息の吸入薬による喉の枯れ、声が出ない

〇症状

 ・4年前から咳喘息を発症

 ・当時、体調を崩していたためか咳が止まらなかった

 ・仕事柄喋ることが多いからさらに喉が乾燥し咳が出る

 ・最近は痰も出るようになっている

 ・薬は、吸入薬、アレルギーの薬(タオリン)を飲んでる

 ・2週間前に痰がでることを病院の先生に話すと今まで飲んでいた薬より少し強い薬を処方され、それから声が出しにくくなった

 ・先生に薬に乾燥させる成分が入ってるからかもと言われてる

 ・喉は枯れているが痛みは無い

 ・20年前ぐらいに副鼻腔炎の手術をした際に、病院の先生から喘息になりやすいと言われていた

 ・手術後から嗅覚が分からなくなった

 ・嗅覚障害になる前が「10」とすると今は「2~3」ぐらい

 ・にんじん、玉ねぎ、コーヒーの香りはかすかに感じるが、カレーなどの香りは分からない

 

〇治療の経過

 今回の治療では、

  ・右照海

  ・左列欠

  ・右尺沢

  ・中脘(補)

  ・両豊隆(瀉)

  ・両腎兪

  ・両胃兪

 へ治療を行った。

 2回目の時の問診時では、少し声は出るようになったが高音が少し枯れるのが残っていた。治療は前回と同じ治療を行った。

 3回目の時の問診では、「前回の治療あわせて2回で喉の声枯れが治りました✨ありがとうございます!」

 と仰られていました。

 その後も定期的に治療を続けると、問診時に「病院で喘息の検査してもらうと、喘息の数値が前回測った時よりも良くなっていました!」

 と仰られとても喜ばれていました。

 

 鍼灸治療では、喘息などの内科疾患でも治療を継続することで改善が見られます!

このような症状でお悩みの方はお気軽にご連絡ください^^