背中の痛み、息苦しさへの鍼灸治療の症例

《症例》

〇40代 女性

〇症状

 ・1か月前から右の肩甲骨内側から背中の胸椎10番目の高さにかけて痛みが出始めた

 ・特に傷めるような原因は無い

 ・右の脇の下辺りにも痛み

 ・刺すような、締め付けられるような痛み

 ・朝起きた時が一番痛みが強い

 ・息苦しさもある

 ・仕事で体が丸くなっているのが原因かも知れない

 ・肩を回したり、胸を開くようなストレッチをすると少し楽になる

 

〇治療の経過

 今回の治療では、

  ・右申脈

  ・右後溪

  ・右足三里 (補)

  ・右陽陵泉 (瀉)

  ・右肝兪

  ・右脾兪

  ・両腎兪

 へと治療を行った。

 前回の治療後すぐは、息苦しさや、背中の痛みは少しマシになっていたが、仕事をしていると痛みが元に戻っていた。

 2回目の治療時では、背中の痛みはまだあるが、身体のだるさがの改善がみられた。

 3回目の治療時では、右の肩甲骨あたりの痛みは治まっていた。

 その後も、治療を続けていくことで、仕事をしていても、背中、肩甲骨周りの痛み、息苦しさは出なくなり症状の改善がみられた。

 「治療前と比べて体が楽になりました!」と仰っていた。