玄武堂鍼灸整骨院 総院長の橋本多聞です。
「眠ろうとしてもすぐ寝つけない」「夜中に目が覚める」というご相談が、最近とても多いです。日本人の5人に1人は不眠症と言われています。
不眠の原因は様々ですが、自律神経失調症によって引き起こされている可能性があります。
自律神経とは、内臓、血管、皮膚などの運動と、ホルモン分泌などを支配する神経で、心拍数、体温、血管の収縮や拡張など、生物が生きるために必要な体の調整を行うものです。
そして自律神経失調症とは、自律神経のバランスが崩れることで心身に起きる、様々な不調の総称です。
自律神経は、日中や活動時に優位になる交感神経と、夜間や睡眠時に優位になる副交感神経によって構成されており、双方がバランスをとりながら働くことで、心身の健康を保っています。
しかし、ストレスや不規則な生活が原因で自律神経のバランスが乱れてしまい、身体に様々な症状を引き起こしてしまいます。
不眠症には5つのタイプがあり、
①寝つきが悪い「入眠障害」
②ぐっすり眠れない「熟眠障害」
③夜中に何度も目が覚める「途中覚醒」
④朝の目覚めが早過ぎて、睡眠時間が不十分な「早朝覚醒」
⑤目覚めが悪い「覚醒障害」です。
どのタイプも自律神経の乱れから起こっています。交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできていないから、不眠という症状が出てしまっています。
鍼灸では、鍼を打つことで筋肉の過度な緊張を緩和し、血流を改善していきます。筋肉の過度な緊張を緩和させると、身体は自律神経機能が反応しやすい状況になっていきます。
自律神経失調症以外にも、東洋医学でいうと、心労による「心脾両虚」や、腎陰損傷による「心腎不交」、暴飲暴食による「痰熱による不眠」、抑うつなどによる「肝火による不眠」など、様々な原因があり、玄武堂では、その原因に応じて適切に治療させて頂いております。
睡眠不足は、集中力や記憶力の低下、ストレスの増大、免疫力の低下、太りやすくなるといった症状を、そして睡眠負債が蓄積されると糖尿病や高血圧、うつ、認知症を引き起こすと言われています。「これくらい」と放っておかず、ぜひお早めに玄武堂までご相談ください。
玄武堂鍼灸整骨院 総院長 橋本多聞は、大阪本院にて施術を行っております。
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