寝違え
東洋医学による鍼灸治療
寝違いに限らず、頚部の損傷のことを東洋医学では「落枕」(らくちん)といい、頚項部の強痛、だるい痛み、運動不利を主症とする病症です。
睡眠中の不適切な姿勢、頚項部への風寒の邪の侵襲などの原因により局部の経脈が阻滞したり、損傷することにより起こることが多い。
したがって治法としては、気血の調節を図り、風寒の邪を取りはらい、筋を緩め痛みを取り除きます。また、頚部を動かし、痛みが出る方向により治療穴を決めたり、頚部損傷の特効穴等を選穴したりもします。
寝違いとは?
頚部が何らかの原因で炎症を起こすことによって発症する症状です。朝起きた時、突然首が動かなくなる、という寝起き時に発生するものが大半です。
寝違い症状の発症には様々なケースが存在します。中でも、睡眠中の不適切な姿勢や、睡眠中に首元を冷やしてしまうなどが多くみられるようです。
寝違いの症状は基本的に首の運動に関連してきます。
- 寝起き時に首にこわばりがあり起きるのが困難
- 首を横に回すと激痛
- 上を向けない
- 横を向く際、無意識に体ごと回してしまう
- 首の痛みに伴い腕もだるい・痺れる
以上のような症状がある場合寝違いの疑いがあります。
西洋医学ではどんな治療をするの?
症状、発症時期・経過にもよりますが、基本は冷却・安静固定、場合により痛み止めなどを処方されます。また、経過をみてストレッチなどのリハビリも行います。
他にも様々な要因がありますが、このサイトは専門書ではないためここでは割愛いたします。
気になる症状は、まず玄武堂各院へご相談ください。
むちうち症 (交通事故)
東洋医学による鍼灸治療
衝突時の激しい衝撃によって頚の筋肉や靭帯が損傷され筋肉はスパズムと呼ばれる持続的に収縮し硬い状態になります。その結果むち打ち損傷では頚部の筋の損傷による疼痛及び、運動制限をもたらします。後頚部の筋のスパズムは特に、後頭神経痛を引き起こします。そして頚部から出入りする神経をスパズムした筋が圧迫することにより、上肢へのしびれ等の神経症状が出現します。また頚部の交感神経も圧迫され頭痛・悪心等の自律神経症状が起ります。 鍼灸治療は、筋のスパズムに対して非常に有効な治療法です。
むちうち症とは?
自動車などによる追突事故などでによって首がムチの動きのように過度の屈曲、伸展をした結果、首周辺の軟部組織(筋肉、靭帯、関節包、神経)が損傷を受けた状態です。
むちうち症は4つに分類する事ができます。
- ①頚椎捻挫型
- ②神経根症状型
- ③バレ・リュー症候群
- ④脳脊髄液減少型
むち打ち損傷の主な症状
①頚椎捻挫型
首や肩の筋肉の緊張が行進しコリや張り感を感じます。また動作痛や腕や手のシビレ感、ダルさを感じることもあり、全体の7〜8割を占め、むちうち症の代表です。
②神経根症状型
頚椎と頚椎の間から出て行く神経が事故の衝撃により圧迫されたために首や肩、腕などの感覚障害やシビレが出るものです。
③バレ・リュー症候群
首の損傷により自律神経が直接あるいは間接的に刺激を受けると発症するものと考えられています。症状は様々で、めまい 耳鳴り 目のかすみ 乱視 脈の乱れ 喉の違和感 嚥下障害など多岐にわたります。
④脳脊髄液減少型
脳脊髄液という髄液が頭の中にある脈絡叢というところで作られているのですが、衝撃によってそれを覆っている、くも膜という膜に傷が付き、そこから少しずつ漏れてしまう状態です。
頭痛や頭から手足まで出てくる様々な痛み、疲れやすい、睡眠不足、耳鳴り、自律神経症状、この他にも様々な症状などが出現します。
交通事故の治療費
交通事故の場合、自賠責保険・自動車保険の適応となります。柔道整復の治療も同時に行っております。全額保険適応となる場合がありますので当院にご相談ください。
玄武堂各院では、交通事故のケガやむちうち症のご相談が多いため専用ページをご用意しました。
是非、ご参照ください。